いよいよ8月も残りわずかになってきましたね^^
朝晩はずいぶんと涼しくなったものです。
さて、今回は市販のカラー剤とサロン(当店の場合)カラーの違いについて
説明していこうと思います
当店の場合はミルボンというメーカーのカラー剤を使わせて頂いておりますので、
それを基準に話させていただきますね。
①薬剤の違い
市販のカラーを買った事のある方は分ると思いますが、
カラー剤は1剤と2剤で出来ています。
1剤は染料とアルカリ・・・キューティクルを開き薬剤を浸透させる
2剤は過酸化水素・・・髪のブリーチ(脱色)、カラー剤の発色
では何が違うのかと言いますと、
まずアルカリ。
市販のカラーは割といい香りの物が多いですよね?
アルカリの量が多くなるとどうしても匂いがきつくなってしまいます。
でもただ臭いでけではありません。
あれは揮発しているからにおうのです。
揮発するということは髪に残りにくいということです。
ということは市販のカラー剤は香りは良いがアルカリが髪に残りやすい
ということになります。
ちなみにミルボン社のカラー剤(当店使用の物)は低アルカリタイプの物があり、
すでにダメージしている髪の毛に対して最小限のアルカリで済みます。
市販品では見たことがありませんね。
次に過酸化水素。
日本の法律では6%までが上限となり、これが高くなればなるほど
ブリーチ力が上がります。
市販の物ではほとんどの物が6%で出来ているのではないでしょうか?
これに対し、サロンでは必要最低限の濃度で対応しています。
根元は6%毛先は3%という具合に。
自分ではまず無理です。
②薬剤選定
市販の場合カラー剤を選ぶのはもちろん自分ですよね?
ちょっと難しい話になるのですが、
パーソナルカラーという言葉を聞いたことがありますか?
簡単に言うと、肌や目の色で春夏秋冬に分類して似合う色(血色のよく見える色)
を分かりやすくしましょう。ということです。
似合う似合わないと皆さんがよく言われるのはこれが合ってるか
合ってないかだと思います。
ただピンクにするのにも似合うピンクにする必要があります。
これも自分ではまず無理ですね。
ひとつだけではなく二つもっている方もいるのでご注意を
ちなみに春、秋がイエローベース、夏、冬がブルーベースと言われ
そこを間違えるとかなり違和感のある仕上がりになってきます。
③後処理
①の説明でもありましたが、カラー剤にはアルカリと過酸化水素が入っています。
サロンではシャンプー後にこれを除去する薬をつけています。
シャンプー中は眠たくなるので気がつかない方も多いとは思いますが、
シャンプー台でシュッシュッという音が聞こえたら
ほとんどがこれです。(たまに違う時もあります(汗)
ホームカラーでは出来ませんね。
ちなみに髪の毛はカラー後1週間をかけて通常の状態に戻っていきます。
この1週間は非常に大事で、カラーの色持ちも左右します。
なので最低この時期だけでもカラー用のシャンプー&トリートメントを
使用してもらうことをおススメします。(通常時にも使って下さいね^^)
ちなに当店で言うと、ケラスターゼのクロマリッシュシリーズ(ピンク色)やミルボン社のディーセスノイシリーズ(同じくピンク色)がおススメです
④塗り分け
根元が伸びてくると一般によく言われるプリン状態になります。
これが2~3㌢だと一度できれいに塗れるのですが、
それ以上になると一度では難しくなってきます。
何故かというと、根本付近は体温の影響があるので一度で染めようと思うと
どうしても頭皮に近い方が明るくなってしまいます。
そうなると頭皮から少し離れた所が黒くなってしまい、
帯状になってしまいます。
これを修正するのはかなり難しいです。
そして自分で塗り分けるのはプロでも無理です(汗)
⑤前処理
ダメージで傷んだ髪の毛の内部はスカスカでカラー剤を塗って、
染まったと思ってもシャンプーをするとすぐに落ちてしまします。
これを防止するために傷んだ髪の毛の中に染着座席(カラー剤の色素が定着する座席)を作ってあげます。
サロンでカラーを塗る前に毛先にシュッシュッしているのはその為ですね。(コラーゲンの場合もあります)
ざっくり説明させてもらいましたが、皆さんわかりましたでしょうか?
その他知りたいことなどがありましたらsp5h3gr9@cosmos.ocn.ne.jpに直接メールを
頂けると順次アップしていきますね(*^ー^)ノ